
カキシメジの見分け方は素直に
キノコらしいキノコだけど毒キノコです。
茶色い傘がいかにも
「僕、キノコです。」と言っています。
頭痛を伴った胃腸系の中毒例がある立派な毒キノコです。
正統派のキノコらしい毒キノコと
毒をもっていそうな美味しいキノコを比べてみましょう(*´∀`*)
素直にキノコらしいって?
カキシメジ(柿占地)は、柿が熟したような渋いオレンジのような茶っぽいような、
中々いい色合いですよね。
形は、傘と柄
大きさは、手のひらサイズ
「僕は、キノコの中のキノコです。全然怪しくないよ。」
って、
傘を裏返してよく見ると、白いヒダにシミがあります。
すっとぼけた顔して、山の中にひっそりとおりますので要注意です。
このカキシメジには、毎年多くの方が騙されるらしいです。
ただ
猛毒と言う訳ではないようで
場所によっては塩漬けで毒抜きをするとか・・・
今初めてこの事を知ったアナタは、そこまで無理して「食べてみよう」などと思わないでくださいね。
じゃあ~
見るからに毒っぽいキノコは?
素直にキノコらしくないって?
春を告げるアミガサタケは、パスタに
香りのコウタケは、混ぜご飯に
夏のタマゴタケはすまし汁に
どれも季節を感じさせてくれる美味しいキノコです。
キノコは見た目じゃありませんよね。
こわ~い猛毒キノコはもちろんですが、
中毒例の7割をしめているのが
たった3つのキノコに集中しているので、是非覚えてください。
中毒例の多い毒キノコ御三家
一番中毒事故が多いのが、ツキヨタケ(月夜茸)
写真はムキタケ(剥茸)ですが
シイタケ(椎茸)と同じように木から発生するので
間違えてしまうようです。
食後1時間で胃腸系の中毒を起こし、死亡例もあります。
ツキヨタケだけは、断面にシミがあるのが判断材料になるのですが
時々シミのないツキヨタケもあるそうですので覚えておいてくださいね。
2つ目は、やはりカキシメジ(柿占地)。
食べても大丈夫そうに見えてしまうからでしょうか?!
3つ目は、クサウラベニタケ(臭裏紅茸)。
ヒョロヒョロとしたきゃしゃな感じが、毒のクサウラベニタケです。
山のキノコ(ジジババペア)流のクサウラベニタケとホンシメジの見分け方は
「やったー!ホンシメジだ」(*’▽’)
の次に、「すぐに飛びつくな!」
よ~く観察
裏はピンクっぽくないか?
いつもの場所か?
どっしりとした風格を感じるか?
株、又は仲間が近くにいるか?
最後は本人に聞く!
「ホンシメジ君でいいんだよね!」
答えが聞こえるような気がする(*´∀`*)
🍄 🍄 🍄 まとめ
中毒事故の多い毒キノコ御三家のカキシメジはの見分け方は、
いかにもキノコらしいふりをしていますので気をつけてください。
見た目には可愛らしい茶色い傘と白い柄の手のひらサイズのキノコです。
中毒事故が一番多いのは、ツキヨタケでシイタケに似ていますので
キノコ=シイタケだと思っている方は絶対に野山のモノを拾い食いしないでくださいね。
キノコ狩り初心者はクサウラベニタケに気を付けてくださいね。
先輩キノコハンターに実際に見てもらって下さい。
(先輩キノコハンターが食べたものだけ食べてください。)
キノコらしからぬ姿かたちの美味しいキノコも沢山ありますよ!(^^)
自分が食べたい美味しいキノコの特徴をしっかり覚えてキノコ狩りを楽しみましょう!
ちゃんと覚えれば、キノコ狩りを十分に楽しむことが出来ますよ(*^_^*)
あっそうそう
毒キノコは、人間側からの評価ですので彼らには何も罪はありません。
「きのこの種類を写真で紹介!極秘報告書キノコ狩りの記録」も読んでみてくださいね。
https://tibasodekinoko.com/archives/1474