
われわれの趣味の一つ登山は、最大の目的が
キノコ狩りをできるだけ長く続けるための体力づくりなのですが、
欲はどこまでも深く、身の程をわきまえることを知りません。
屋久杉にお目にかかりたい、岩手山、鳥海山、早池峰、立山黒部アルペンルート、利尻岳等々
登る気があるのなら、少しでも年齢が若いうちに行くべきでしょ!
やはり気力 体力 経済力を考えて順番が決まりました。
と言う訳で
利尻岳に登った感動をお知らせいたします・・・が
やっぱり珍道中になってしまいました。
北の最果て憧れの利尻島
昆布で有名な利尻島が日本地図のどこあたりか?
北海道の左上 帽子の先の横にお花の島礼文島と仲良く並んでいますのでご確認ください。
利尻と言えば昆布ですが、食いしん坊の我々のお目当てはウニです。
どうせ行くなら欲張りがまだありまして、
登山のサポートをしてくれるお宿なら登山口までの送迎とお弁当を用意してくれるし、
北海道のお土産「白い恋人」のパッケージで有名なビュースポットオタトマリ沼にも行きたいし
礼文島の「北のカナリア」映画のロケ地からの利尻山の雄姿が見たいよね、
礼文島の固有種「レブンアツモリソウ」も見たいね
って、日頃高山植物の名前を憶えもしないくせに・・・
いざ出発!
夏休みを利用して3泊4日で利尻岳に挑戦しました。
登山の最大の喜びは、何といっても頂上からの眺望ですよね。
そのためにはお天気が日程にあったほうがいいのか
日程を週間予報のお天気に合わせたらいいのか?
安全面からも雪のない季節で、梅雨時を避けて予定を立てますが、
神は我らを見放した( ;∀;)
8合目の避難小屋でしばらく天候が安定するのを
待ちました。
しかし
増々激しい雨に見舞われてしまいました。
登山道は水路となって激しく雨水が下っていく様子から
皮肉にも
単独峰で山から直で海に雨が下る事を実感させてくれました。
生きて帰ってきただけでヨシとします。
礼文島の思いで
登頂はかないませんでしたが、観光は楽しむことができました。
季節外れの「レブンアツモリソウ」は
植物園で見ることができました。
ふっくらとした白っぽいクリーム色の可愛い可憐な姿は、
さすが高山植物ですよね。
植物園の方の努力で、観光客のために季節外れに花を咲かせて展示してくれていました。
ありがとう!
礼文島は標高のない高山植物に出会える「花の島」
本土では標高の高い場所まで足を運ばなくては見る事の出来ない、
文字通りの「高嶺の花」に
北の果て礼文では沢山見かけることができるそうです。
高山植物の写真家が移住するほどで、標高差のない写真として海面と高山植物を
一緒に一つの写真に収めるのがいいそうですよ(*^_^*)
🍄 🍄 🍄 まとめ
北の果てミシュランガイドに載ったラーメン屋さんにも行きました。
昆布だしでお醤油味のスッキリラーメンに とろろ昆布がよく合う関東人好みのラーメンでした。
厳しい大自然と人の苦悩が描かれた映画「北のカナリア」を思い出させてくれ、
フェリー乗り場の近くの吉永小百合さんも入った「うすゆきの湯」にもつかってきました。
利尻、礼文の観光はバッチリ楽しませていただいたのですが、
利尻山の登山は納得がいきません。
う~ん。
帰りの飛行機も雨風で揺れるし、離着陸のあの厚い雲の中に突っ込んでいくのがイヤでしたね。
という訳で
もう一度次の年に再チャレンジが決まりました。
決めたその日から毎日600円の貯金を始めるのです。
(お昼のお弁当代をお金で買ったとしたら、2人×300円)
こうご期待!
「利尻岳登山レポート!珍道中リベンジ編2」を掲載していますのでよろしくお願い致します。
https://tibasodekinoko.com/archives/2103