
数年ぶりにオオモミタケにお逢いすることが出来ました!
今回はしっかりと食レポしたいと思います。
今回で5回目となる富士山のきのこ狩り
日時: 9月21日22日 9時~
山の天気: 雲の中、時々小雨、寒さを感じる
収穫量: まずまず、籠が埋まる
収穫種類: ナラタケ、アブラシメジ、ショウゲンジ、ツガタケ、オオツガタケ、ハナイグチ、オオモミタケ
キノコハンター仲間の様子:道路わきに数台、入山時には駐車場にあった車も午後には4台。山の中では最初に2人ほど挨拶をしただけ
今年はお天気には恵まれませんが、きのこ達にとっては雨が多くて嬉しくて
あちらこちらの各地からきのこの便りを沢山目にしています。
ようやく我々にも順番が回ってきたのでしょうか?!
いつもはゴミばかりが入る籠に続けて大物きのこが入ってきました(*^▽^*)
数年ぶりの御対面
数年前に初めて採取したオオモミタケは、夏の盛りの時期でしたが
今回は秋めいた9月の下旬。
夏の間に誰にも見つかることなくだいぶ育ちました。
柄の大部分が土の中で、掘り出して見るとしっかりとした軸なのに尻すぼみ・・・
まるで魂です。
色々な意味で、一応「幻のキノコ」と呼ばれていますので、詳しくはコチラをご覧ください。
このしっかりとした柄の部分が美味しいらしい・・・食べたはずなのに記憶にない。
記憶にないと言うことは、たいしておいしくないのかな?!
はたして・・・そのお味はいかに?!
魂・・食べました。
オオモミタケの料理
さすがオオモミタケ! 大きいだけに処理がとても楽でした。
洗ってまな板に乗せるとその大きさがよくわかります。
シッカリとした軸をしているので虫食いの心配はありませんが、思い切ってパッカーン。
思った通り、期待通り、虫食いがなく綺麗な切り口。
真っ白で密な軸、包丁の通も少し抵抗を感じるくらいのシマリの良さ。
食べ方別に天ぷらとバターソテーはスライスを1/2に、キノコご飯には更に細かく切りました。
以前プロに聞いた水分の多いきのこの天ぷらの料理の仕方を思い出しながら・・・
粉をはたいてからてんぷら粉をくぐらせて、多めの油で揚げてみました。
プロはこのやり方でナメコまで天ぷらにします。
相変わらず油跳ねはしましたが、やっぱり揚げたては旨い!
幼菌は多少苦味がある、匂いが強い、風味に癖がある・・・味区分Cという評価が図鑑に載っています。
いえいえ、どうして、
中々の歯ごたえと心地よい風味を感じましたよ(*^▽^*)
「日本人で良かった」という味です。
味わいだけはかなりの個人差があるモノですよね、山のキノコ家では大好評です。
収穫の喜びと食の満足と申し分ないきのこだと思います。
オオツガタケがモコモコと
山の中を下を向いて歩いていると・・・突然彼らは目に飛び込んでくるのです。
こちらも大物! モコモコ、押し合い圧し合い、一斉にお目覚め、
一つでも存在感たっぷりのオオツガタケが集団行動!!
キノ子バァバにはお饅頭の集団が我先に「食べて~!」と聞こえてくるようで・・困ったものだ・・
お饅頭と言えば
きのこの種類を写真で判定する難しさオオツガタケとツガタケ
こちらでツガタケの本名に「○○マンジュウ・・・」の話を読むと
「食べて~!」と聞こえてくると思いますよ。
きのこ狩りと自然環境
今年は台風も雨の量も多く被害に遭われた方には、お見舞い申し上げます。
自然は怖い被害をもたらしてきますが、そればかりではありませんので
自然からの恵や癒しを思い出して頂けたら幸いです。
今年は台風の当たり年であり、きのこの当たり年でもありそうです。
各地からきのこの便りを耳にしますが、山のキノコ(ジジババペア)も例外ではありませんでした。
酷暑の真夏には全くきのこに出逢えず、9月になってから夏のキノコであるチチタケやタマゴタケを
食べることになるとは・・・夏のきのこを諦めていたのでビックリでした。
富士山は標高が高いので秋の深まりも早いです。
自然のきのこはそこのところは敏感に発生し、しかもジジにもババにもプレゼントを用意してくれました。
数年ぶりに目にしたオオモミタケはとても嬉しかったです。
オオモミタケはキノコ自体が大きくなりますので、大きく育つまでのキノコ菌たちの働きを想像すると・・・
感慨深いものがあります。
きのこ狩りは、いつも、いつまでも、色々なきのこが採取できるといいですね。