
山のキノコの独り言です。
地球上には沢山の生きている仲間がいますが、
弱肉強食の生存競争の世の中です。
生き物を大きく分けると、3つありますね(*^▽^*)
知恵を働かせる動物。
いかに沢山の種を遠くへ飛ばそうかと戦略を立てる植物。
意思は全くなく悪気もないけど善意もない菌類。
台風や病気で生きることが出来なくなった大木を分解してくれるのは、菌類ですね。
森のお掃除屋さんに感謝です。
いつもはキノコ菌のお話ですが、今回は動物のお話です。
猪被害の現場から人間の知恵を上回る動物の様子を知ることが出来ましたので
ご報告させていただきます。
山のキノコとして感じる事は多々あります。
タダの独り言ですが、きっと皆さんも考えるきっかけになると思います。
地球上の生き物の生存競争
私達人間が動物の中で、一番賢いと思っていたら大間違いかもしれません。
カラスの生き延びる力は凄いですし、子供を守る親は人間も動物も強いですね。
体の大きさで人間などひとたまりもない動物と言えば、ヒグマやホオジロザメなどには出会いたくありません。
植物たちも生存競争の中にいます。
竹は根を広げて所かまわず芽(筍)を出しますから、
元々あった木を覆いつくし、より日当たりの良い場所に葉を広げていきます。
絞め殺しの木は、頑丈な木を頼りに自分をツルを這わせるように成長しますから
頼られた木を完全に踏み台にして自分が生き延びます。
立ち枯れていた木は、強風で折れてしまい
その重みは、凶器となって人身事故を引き起こす事も考えられます。
知恵のある人間は予測し予防する知恵があるはずなので、環境整備は大事な事ですね。
そんな中で淡々と意思を持たずに仕事に励むのが、菌類などの微生物。
彼らも生存競争をしていますが、チョッと違うのは自然条件によって
活動能力が違ってくることです。
気温・湿度・栄養源(材の種類)など好条件がピタリと合うと広大になります。
をご参照ください。
地球上の生き物たちは、みんな揃って食料からの栄養補給をしなければ死滅してしまいますので
弱肉強食の生存競争は毎日繰り返されています。
人間と害獣
言葉を使う人間はチョッとずるいかもしれませんね。
馬と鹿を並べて「バカ」とは見下した言葉になってしまいます。
別に人間が彼らより偉いのではないのですが、同じ人間に対してこの言葉はよろしくないです。
人間同士も馬や鹿に対しても失礼な意思を伝えてしまいます。
山の中で出逢う鹿は、ジッとコチラを見て見飽きたら「関係ないわ!」とその場を去っていきます。
ジッと見られたコチラとしては、心の中まで見透かされたようでドキドキ💛
その瞳は、全くの曇りもなく純粋んな目をしています。
人間側からすると、「木の皮を食べつくしてしまうので木がダメになる」そうです。
よほど人間の開発の方が山をダメにしてしまうのですが・・・気が付かないふりをするのが得意なのが人間です。
都合が悪い対象に対して「害獣」という言葉を使ってしまうのですよね。
人間の瞳は馬や鹿のように澄むことはないのだと思います。
人間の作った野菜は、動物にも美味しいエネルギー源ですから・・並んで育っている植物は逃げることがありませんので食べてしまうのは当然のことかもしれません。
人間にとっては愛情を注いで育てた作物の一番の収穫時期に横取りされてしまうのですから、たまったものではありません。
凶暴で牙のある猪の罠と言えば、頑丈な檻が一般的です。好物のさつまいもでおびき寄せます。
しかし猪も脳が発達していますから効率は良くないようです。
狩猟と言う仕事
猪の足跡を観察すると、作物を食べ散らかしたり土を掘って遊んだ跡がわかります。
しの竹がビッシリ生えた場所で身を隠し、用心しながら畑に夜な夜な食事にやってきます。
「害獣」と位置付けてしまっていますが、元々人里にはいなかったはずなのにどうして
畑の野菜の味を知ってしまったか?
一つは放置林や離農で放置された畑があれば、彼らにとっては「こんな新天地があった!」と
山奥から引っ越してきたのでしょう。
猪の習性を知って罠を仕掛ける猟師さんは、猪の通り道に足をワイヤーで引っ掛ける罠を仕掛けます。
落とし穴になっていますから、人間も注意しなければなりません。
狩猟のお知らせの札と、目印の棒を立ててあります。
山奥と人里の境界線は誰が引くのでしょうか?
狩猟は、命を頂くことに直結しているので大変な仕事です。
地球上の生き物は生存競争の中にいますから、イヤでも競争をしています。
せめて、人間同士は競走しなくてもいいですよね。
動物の数が多すぎたり、生活の場が重なってしまった場合に人として
狩猟の仕事が成り立つのであれば、せめて美味しいお肉になっていただきたいです。
やっぱり物言わずせっせと分解をしているキノコ菌など、小っちゃいモノ達の仕事には頭が下がります。