
トキイロヒラタケは、朱鷺色平茸と書きます。
絶滅が心配され保護活動されているアノ朱鷺の事です。
私も実物は見たことがありませんが、羽を広げ舞う
翼に朱色があるそうです。
いかにも日本らしい命名で、素敵ですね(*^▽^*)
最近は栽培もされているようですが、やはり
淡い朱色は天然きのこならではの貴重な姿です🍄
せっかくなので、採取して食してみました。
トキイロヒラタケ発見!
去年(2019年)の夏の初めにようやくチェーンソーを扱えるようになり、
放置林の整備を始めました。
昨年伐採した細めの切株から・・・何とも綺麗なきのこがお目見えしました。
山でキノ小僧爺さんとキノ子バァバが芝刈りをしていたら
何やら見慣れぬモノが・・・きのこではないか!
ほんのりと、ピンクのようなオレンジのような赤いような・・・
朱色!
二人の意見が一致して「トキイロヒラタケだね。」
という事で、早速採取して家に持ち帰りました。
家に帰って並べて見たら・・・きのこの影から小さな女の子が・・
「とき姫」と名付けて美しい姫へと成長しましたとさ・・・という事はなくて。
お澄ましに☕
天然きのこは、必ず塩水につけて虫出しをします。
しかし、
見た目のとおり全く虫はいませんでした。
最高の食べごろの状態に、ベストタイミングで出逢えたことに感謝<(_ _)>
加熱すると、残念かな・・色が抜けてしまいます。
しばし弱火で出汁を煮だします。
醤油と酒で味を整え、食卓へ。
ヒラタケと比べると味も香りも控えめですが、
久々の天然きのこの繊細さを味わいました。
「きのこの種類を写真で紹介!極秘報告書きのこ狩りの記録」も、楽しんで頂けたら幸いです。
https://tibasodekinoko.com/archives/1474
大いなる循環の中に生きる
雨はきのこを育てます。
雲は雨を降らせます。
水蒸気は雲を作ります。
海水が太陽に照らされて水蒸気になります。
川の水は海に注ぎます。
山に降った雨が川に集まります。
草木が雨の恵で育ちます。
こうして水が地球を循環しています。
きのこは大いなる循環の産物ですね🍄
人の営みもきっと循環しています。
親から子へ、子から孫へ、命がバトンタッチしています。
海の幸、山の幸を食べて元気に活動して
又、海や山や耕した畑から収穫を得て食す。
人の社会生活の中でも循環はあります。
入って来るもモノあれば、出て行ってしまうモノもある。
良い商品を買い求めたり、知識を取り入れたり、人と巡り合ったり、
お金を使って、知恵を出し合ったり、別れがあったり。
ひとりで抱えていたら、せっかくの大循環がストップしてしまう。
過剰に恐れず、 不安にならず、 心配せず、 しがみつかず、
循環を信じて
自分からは いいモノを提供して、いいことをし続けたいものです。