山はきのこ、たけのこは里? たけのこの下処理

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春はたけのこの季節ですね。

新しい命の誕生が勢いよく里に春を告げています。

 

新しい命が元気よく数を増やしていく、という事は

新旧入れ替えでもあり

里は藪へと変化していきます。

 

つまり

新しい命はほどほどに間引きをして美しい竹林の環境を保つために

人間がするべき事とは・・・

美味しく食べてあげる事です。

 

感謝ですね~✨

 

美味しく食する秘訣は、何と言っても鮮度です。

掘ったら、直ちに下処理をします。

今回は何故か山のきのこ流たけのこの下処理を紹介しますね(*^▽^*)

土を洗い流す

掘り起こしたたけのこは、土だらけで家には入れません。

玄関先でゴシゴシタワシで洗います。

 

ほとんど洗う場所は切りおとすのですが、包丁とまな板と手に土がつくと

本当に作業効率が悪くなるので

まずは土を洗い流す事をお勧めします。

 

成形

下ゆで専用の釜を用意して包丁とまな板で形を整えます。

根の部分は包丁がスッと入る部分でカットします。

 

たけのこは何枚もの皮で包まれているので、

はがしてもはがしてもキリがありません。

 

食べられない皮の部分を残しておくことで

傷をつけづに綺麗に茹で上げることが出来ます。

縦に包丁を入れるとゆであがりに、残りの皮を一度にスルッと剥くことが出来ます。

一つひとつ形を整え、大きなモノから順に鍋に並べていきます。

 

とても小さなモノは隙間にいれ、大き過ぎるモノは半分に割ってしまうこともあります。

釜茹で

釜茹での刑!ですね(*^▽^*)

あく抜き用のぬかを忘れずに。

竹藪で枯れた竹を割って焚き木にすれば、ベストです。

役目を終えた竹は乾燥してよく燃えるし、竹藪の掃除にもなるし

灰になれば畑の肥料にもなります。

役目を終えた竹がそのままだと、本当の竹藪になってしまい
厄介ですね。

虫の発生や竹林全体を暗くし風通しも悪くなります。

 

蓋をしてボコボコしたら火を弱め、40分ほど茹でて完了です。

ぬかのゆで汁にそのまま付けて「一晩さましてから調理すると良い。」と聞いています。

 

我が家はいつもこの方法です。

山のきのこの独り言

「日本の里山風景」という言葉を聞いた事がある方も多いと思います。

 

きのこたけのこも、きっと「人間と仲良くしたいのだ」

と理解するのが良いのではないでしょうか。

 

日本の国土は、人を寄せ付けない原生林

というよりは、人との関りのある里山がほとんどです。

 

自然のままにしておくべき場所と、一度人の手が入った場所は明らかに違います。

 

「自然のまま」と「放置」も明らかに違いますね。

 

竹林を3カ月整備しただけで、たけのこのプレゼント攻めに遭って

よろこんでしまった山のきのこ(きの小僧&きの子バァバ)です。

 

嬉しくて、楽しくて、きのこもたけのこも鮮度が大事で体力勝負であることを

改めて感じています。

 

それにしても、自然は偉大で素晴らしい!

 

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