
ショウゲンジは、きのこ図鑑の悟り人のようです。
富士山周辺では良く取れるキノコですので
今年も既に沢山のシヨウゲンジを料理しました。
山のキノコ流の楽しみ方をご紹介いたします。
ショウゲンジって物静かな人物に例えられそう。
ショウゲンジはきのこ図鑑の中で清く正しく
ショウゲンジは「正源寺」と書くそうですが
真言宗だったり浄土宗の正源寺が各地方に複数あるようです。
正源寺のお坊さんが食用のキノコを広めたそうです。
頭にまあるい笠をかぶって
ツバはお坊さんが肩からかけている袈裟(けさ)のようで
まるで修行僧(*_*)
しかも
清く正しく美しい姿勢で図鑑の中でも紹介されていますし
山の中でもそのお姿は静かですが、正しく座しておられます!
ショウゲンジ、山のキノコ流レシピ
今シーズンも既に沢山のシヨウゲンジが冷凍庫にスタンバイしています。
山のキノコは出来るだけ早めにゴミを取り、洗って塩水につけ虫出しすることは必須の作業です。
ショウゲンジは薄味のお吸い物が一番良いと思っています。
ユラユラと弱火にかけてキノコのダシを取り
醤油と酒で味を整え、お豆腐を入れたおつゆはたまりません(*^_^*)
量が採れましたので、この日はパスタにも!
出来るだけ傘の開いていない小ぶりの物を
チョイスするようにしています。
処理も楽だし小さいうちは虫も付きにくく
何よりも可愛いです(^.^)
他には、
佃煮、鍋の具、バターソテー、パスタ、ご飯、茶碗蒸し等々何にでも使えます。
薄味を付けて一度火を通したものを、一回分ごとに分けて冷凍保存して
一冬中の鍋材料が着実に増えてきています。
ショウゲンジに感謝して
「ショウゲンジか・・」というようなセリフが多少なりとも・・・
出ている頭がマツタケだったらいいのになぁ・・とか
またショウゲンジだったよ~・・とか
わりと頻繁にあるものだから軽く見てしまうことがよくあるのです🙇
虫付きが少なそうで、処理が楽な個体を選んで対処はしているのですが
欲張って沢山採ってきてしまうと処理が大変になってしまうのです。
キノコ狩りは自然相手なので全く収穫できないことがあってもおかしくないのに
有難みに欠けてしまう人間側の勝手な思いがチラホラ。
いつも常に悟りを開いたように山の中に座していらっしゃるので
ついつい甘えてしまいます。
ショウゲンジがあることで、だいぶキノコ狩りの楽しみを味合わせていただいております。
収穫って嬉しいことです(#^.^#)
食用になるキノコを教えてくれた正源寺のお坊さん、ありがとうございます!
感謝は忘れちゃいけないですよね。
一番最初に口にして食べられるかどうか、体を張って確かめてくれたのですね。
ついでに
収穫の楽しさも人々に教えてくれました。
🍄 🍄 🍄 まとめ
シヨウゲンジはきのこ図鑑の中でも山の中でも、いつも清く正しく美しく真っすぐな姿をしています。
沢山の収穫が見込めるので、傘のしまった小ぶりの物をチョイスします。
どんな料理にも使えますが、薄味の澄まし汁が絶品です。
沢山収穫して保存をしておけば、今年の冬の鍋料理に欠かさず使うことが出来ます。
何も言わないのをいいことに収穫の楽しみを味合わせて頂いておりますが、
悟りを開いたショウゲンジは、人間の勝手な思いも知っているのかも!?
「きのこの種類を写真で紹介!極秘報告書キノコ狩りの記録」も読んでみてくださいね。
https://tibasodekinoko.com/archives/1474