
カエンタケはきのこ図鑑の中でもかなりの問題児です。
毒キノコの中でも最も厄介者と言えそうです。
近年カエンタケの発生を耳にしますが、
やはり
地球環境が変化しているのでしょうか?
「公園でも毒キノコが・・・」といったニュースを耳にすると
公園にキノコが出るのは自然環境的に良いことなのです。
しかし
カエンタケは別😡 要注意してください!
目次
カエンタケが問題児である理由
先日のニュースでは、公園の階段の木材からカエンタケが発生していました。
「火炎茸」と文字通り炎のような
エナメル質でツルツルとしたキノコらしからぬピロっとした形。
真っ赤な棒の先が黄色ぽく、
その先から胞子を飛ばします。
小さいキノコですので知らぬ間に通すぎてしまえば問題ないのですが
真っ赤なピロピロが、冒険心豊かなチビッ子の手に触れたら大変です。
カエンタケは触れただけでかぶれてしまう毒キノコ。
もちろん
食べたら命をも危険にさらされてしまいます。
まさか常識のある大人は拾い食いはしませんが、
好奇心旺盛なお年頃で、何でも口に入れてしまうようなチビッ子の
又、丁度いい目線に真っ赤なキノコが発生しますから厄介です。
カエンタケの被害対策
ニュースでは、通行止めにして木材をプラスチック製に変える工事をしていました。
まず
カエンタケがどのくらいの大きさでどんな形なのかを覚えて
気を付けてくださいね。
意外と小さいので大人目線と子供目線の落とし穴にご注意!
公園などの公共の場所では、行政に連絡を入れ対処してもらうのがいいですよね。
カエンタケが胞子を飛ばす時期が7月~10月とされていますので
お外で遊ぶのによい気候ですが
カエンタケのことを覚えておいてください。
カエンタケの情報から考えられること
楢(ナラ)の木が枯れた後に発生。・・・とか
他のキノコの菌糸が栄養源・・・とか
汁に触るとかぶれる・・・とか言う情報があります。
ナラ枯れは、虫が媒介して起きるそうですので
胞子自身が飛ぶ事にプラスして、虫もカエンタケが広まる為の援助をしているの?!
他のキノコの菌糸を栄養源にして、自分の陣地を独占する気?!
汁に毒成分があるのなら、胞子は触っても大丈夫?!
今までの毒キノコ対策としては、口にいれなければ毒の害に会わないと考えていました。
しかし
チョッと怖いですね。
公園の階段がプラスチック製になってしまうのは風情がないなぁ~程度ですが
木材を移動したところで菌糸が全てなくなった訳ではないので
同じ自然条件が整えばカエンタケは世界制覇をねらって又発生するかもしれません。
🍄 🍄 🍄 まとめ
実は、正直に申しますと
カエンタケなるものにお会いしたことがございません。
「はじめまして」の時に確信が持てるくらい知識を得ておきたいものです。
カエンタケは一昔前の図鑑では、後ろの方に記載されていますが、
最新版のきのこ図鑑では、堂々と猛毒キノコとして前の方のページに出ています。
普通の毒キノコとは違い、触れただけで人体に害を与える問題児。
しかも
公園内でも小さい子供の目線に発生しますので厄介です。
自然環境の変化なのか、場所によっては大量発生しているところもあります。
毒キノコの知識を得てそれぞれが対策をすべきですね。
ところで
原子力爆弾が一発で国を一つ吹き飛ばすこともできる恐ろしい世界に生きる私たちは、
出来る限りの自己防衛をして
後は
楽しくキノコ狩りの趣味を満喫して過ごすことが一番賢明であると感じました。
お互い一つの世界に一人に一つだけの命を預かっているので、
問題児とのお付き合いは
触らないのが一番ですが、ホドホドの関心(知識)は持つべきですよね。(*-ω-)ウンウン♪
「きのこの種類を写真で紹介!極秘報告書キノコ狩りの記録」も読んでみてくださいね。
https://tibasodekinoko.com/archives/1474